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−小学校受験をお考えのお父さん・お母さんへ(前編)−

毎年11月は、悲喜こもごも気の重い月です。かつては小学校受験など、子どもにとって負担が多いだけ、とパルはあまり賛成できない立場をとってきましたが、昨今は教育事業の変化等により、受験させたい親御さんの気持ちも無視できず、受験も有りだけれど子どもが傷つかないやり方で、という風に変化せざるを得なくなってきました。

幼児の小学校受験って何なのでしょうね。実のところ、私も何十年か前の小学校受験経験者です。私はその時のことをそっくり映像で記憶していて、今にして思えばあのとき何をどの様に要求されていたかがよく理解できます。そのころは事前に受験準備のための訓練をするなどということはありませんでした。それなのにどうして今は…と書けば、昔と今では事情も内容も全く違うのよ、とおっしゃるお母さん方の声が聞こえそうです。でもそうなのでしょうか。

小学校に入るまでの5、6年の期間に幼児が身に付けられることに昔と今で大きな差があるとは思えません。もちろん幼児には大人に比して驚異的に伸びる力がありますから、それを利用しようとすれば結構な量の記憶も模倣もやってのけることができるのは確かです。ただそれは子どもの真の能力を作っているとは言い難く、ある部分の機能を引き上げているだけに過ぎません。その結果アンバランスな育ち方になる可能性が高くなるのです。しかも私が体験した考査の内容と、現在市販されている受験資料を比べてみても基本的には変わりがありません。バリエーションが増えてはいても、それは試験というものの宿命でしょう。むしろ事前準備がほとんど意味をなさない内容の試験をする有名校が増えつつある今、過去問とそれを基準にした想定問題を繰り返し訓練すべく、遊ぶ時間も取れないほど受験塾に通う生活を子どもに長く続けさせるというのはどうも…、と思います。 (中編へつづく・近日掲載)

幼児教室 パルクリエイション
                                     代表 高崎 利子先生


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