コラム「小学校受験 分野別入試対策講座@『お話の記憶編』」|幼児教室探しの『幼児教室どっとこむ』

−小学校受験 分野別入試対策講座@ 「お話の記憶編」 −

小学校入試の中で、「お話の記憶」はほとんどの学校で出題されていると言っても過言ではないでしょう。
お話を聞いた後に設問に答える問題が大半ですが、それに加え、お話をイメージし「絵」を描くことや、指示行動を行うものも出題されます。

しかし、よく出題されるからといって、問題集などを沢山こなし慣れることが、「お話を聞き理解する力」をつけることではありません。まずはしっかりお話を頭の中でイメージして、自分が主人公になり、聞き取ることが大切です。

そのために、日々の生活の中で、出来ることが2つあります。

1つめは、御家族での本の読み聞かせです。
子供の語彙数を増やすことが、聞く力をつけ理解力を高めます。 例えば、英会話を考えてください。中学生、高校生、たとえ大人でも、英会話の中で知らない単語が出てきたら、その先の会話が頭に入ってきません。それと同じです。子供も、お話を聞いていて理解できない単語が1つでも出てくると、そこでお話が止まってしまうのです。
小学校入試は、聞き返しが出来ないので1度でしっかり内容を理解することが重要ですが、語彙数を増やすことで理解力は飛躍的に高まります。

また、語彙力が増えると、聞く力が高まると同時に、話す力にも大きく影響していきます。通常 5歳児の語彙数は2,000語前後と言われていますが、2,500〜3,000語程にすることで言語力は大きく成長します。
しかし、日常会話の中だけで、ここまで広げることはとても難しいです。
従って御家庭での「本の読み聞かせ」は非常に大切な習慣だと思います。

2つめは、正しく美しい日本語を使うことです。「本の読み聞かせ」で自然と言語力は身に付いてきます。
しかし、「あれ、それ、これ」などの単語や2語文で会話をしていませんか。親子との会話を日々楽しみ、正しく美しい日本語で語りかけることが豊かな表現力を育て、豊かな心を育てます。

そのような心がけが「お話の聞き取り」に役立つことと思います。

 

→ 小学校受験 分野別入試対策講座A 「絵画編」

すみれ会練馬幼児教室
小野 八重子先生

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